ハリネズミの歴史
ペットとしての歴史は浅い
ハリネズミに対するイメージとして最も多いのは、ペットとしてのイメージでしょう。しかし、よくよく考えてみると、ハリネズミがペットとして飼われるようになったのはごく最近のこと。ハリネズミのペットとしての歴史は浅いのです。
そのため、ハリネズミの病気には原因が判明していないものもあり、ハリネズミを飼育する上で十分な情報がそろっていないとも言えます。
それでは、日本でペットとして飼育される以前のハリネズミの歴史を見てみましょう。
過去には食用にされていたことも
今でこそペットとしての印象が強いハリネズミですが、過去にはエジプトやヨーロッパで食用とされていた歴史があります。
また、病気の治療にハリネズミの血液を利用していたこともあるようです。
今のヨーロッパでは、ハリネズミは幸運のシンボルとされているにもかかわらず、過去には食用として食べていたというのは衝撃です。
害獣として扱われることもある
このように、国によって様々な歴史をたどってきたハリネズミですが、現在でもペットとは程遠い扱いをされている場合があります。
ハリネズミは雑食で、餌としてピンクマウスなども食べますが、もちろん野生のハリネズミもおなじく動物を食べることがあります。野生のハリネズミが生息している海外では、固有の動物をハリネズミが食べてしまうことがあり、それによって固有の動物がその数を減らしてしまいます。
このような面から、ハリネズミは害獣と呼ばれているのです。
もちろん、虫なども食べるので害虫駆除として利用されることもあり、絶対的に嫌われている動物というわけでもありません。
ハリネズミは国が違えば扱いも異なってくる生き物なのです。
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