レンガでハリネズミの爪を削る

ハリネズミはモグラに近い生き物であるため、地面を掘る習性があります。そのため爪を持っており、その爪は次第に伸びていきます。

野生のハリネズミの場合は、地面を掘るなどした際に爪が勝手に削れて行きます。しかし、ケージという狭い範囲で飼育されているハリネズミは、行動範囲も狭くなるため爪が勝手に削れる機会がありません。

そのため、放っておくと爪はどんどんと伸びていきます。

この場合、爪は切ってあげるべきなのでしょうか。それとも別の対処法があるのでしょうか。

ハリネズミを飼育している人が試している方法があります。それは、ケージの中にレンガを入れておくというものです。

ケージの中では、自然界の地面ほど硬い場所が存在しないため爪が削れることがありません。そこで、レンガを入れておくことで硬い場所を補って、爪が削れる手助けをするのです。

ハリネズミがレンガの上を歩くなどすることで、次第に爪が削れて行きます。

ケージにレンガを入れておくことで爪は自然と削れますが、それだけでは不十分です。

レンガによって多少は削れるものの、切らなくていいほどまで削れることはありません。また、ハリネズミによってはレンガの上を歩かない場合もあります。ですので、ハリネズミの爪は定期的に切ってあげるようにしましょう。

しかし、ハリネズミは爪切りを激しく嫌がります。ハリネズミの爪には血管があり、切りすぎてしまうと出血をしてしまいます。ハリネズミが嫌がる場合、暴れるために爪を切りすぎてしまい出血させてしまうこともあります。

爪切りは慎重に行い、できるなら抑える人と爪を切る人の2人で行うことが理想的でしょう。