ヨーロッパのハリネズミ「ナミハリネズミ」
ヨーロッパに住むナミハリネズミ
ハリネズミは4種類に分かれており、そのうちの一種にナミハリネズミがいます。このナミハリネズミはヨーロッパハリネズミとも呼ばれ、その名の通りヨーロッパに生息しています。
このナミハリネズミは雑食で、主にナメクジやミミズなどを好んで食べます。
日本ではハリネズミはペットとして認知されていますが、このナミハリネズミはヨーロッパにおいては、あまり歓迎されていないハリネズミなのです。
ナミハリネズミは害獣?
ヨーロッパではナミハリネズミが歓迎されていない証拠に、害獣と呼ばれているのです。
なぜ害獣と呼ばれるようになったのかというと、ナミハリネズミは雑食だからです。
ナミハリネズミはナメクジやミミズ、昆虫などを好んで食べますが、雑食故にそのほかのものも食べます。カエルや鳥の卵などです。
これによって、ヨーロッパの各地域に生息している固有の生き物がナミハリネズミに食べられてしまうということが多くあり、ナミハリネズミは害獣と呼ばれるようになってしまったのです。
そんな害獣と呼ばれるナミハリネズミでも、歓迎される場合があります。
害虫駆除として利用される場合も
害獣と呼ばれるナミハリネズミですが、雑食という特徴を利用されている場合もあります。デンマークでは、ハリネズミを保護しており、捕獲などをすることは禁止されています。しかし、庭の害虫駆除に利用することは認められており、多くの家庭では餌でナミハリネズミをおびき寄せて、そのまま庭の害虫も食べさせるのです。
ナミハリネズミは固有の生き物を食べてしまうという点においては害獣ですが、害虫駆除をしてくれるという点では、人間にとって良い生き物だと言えます。
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