実はモグラの仲間のハリネズミ
ハリネズミはモグラの仲間?
背中に持つ針によって痛そうなイメージを沸き立たせつつも、動きや表情のかわいらしさからペットとしての人気を確立しているハリネズミ。
そんなハリネズミですが、その名前からネズミの仲間だと思っている人も多いようです。それによってハリネズミに対する拒否反応を示してしまう人も。
しかし、ハリネズミはネズミの仲間ではなく、モグラの仲間なのです。
モグラに似た特徴を持つ
ずっと土の中にもぐっているモグラ。そのため、目を使う必要がなく、あまり目は見えていません。
モグラの仲間であるハリネズミにも同様の特徴があり、目はほとんど見えていません。その分、嗅覚や聴覚が発達しているので、臭いや音によってうまく行動ができるのです。
また、モグラが土の中にもぐるように、ハリネズミも地面にもぐろうとします。ペットとして飼育している場合は、下に敷いているペットシーツを破ってしまうこともあります。
モグラに似た特徴を持つがゆえに、飼育方法にも工夫が必要となります。
なぜハリ”ネズミ”なのか
ハリネズミはモグラの仲間なのであれば、なぜ「ハリネズミ」と呼ばれるようになったのでしょうか。
それは、見た目がネズミに似ていたからです。
鼻先が長いところや体が小さなところなど、ネズミと似た見た目をしており、背中に特徴的な針を持っているため、ハリネズミという和名がつけられたと言われています。
このように、種類と名前が一致していない動物はほかにもたくさんいますが、ハリネズミはその中でも代表的な動物と言えるでしょう。
もし、ハリネズミはネズミの仲間だと思って飼育をためらっている人は、改めてハリネズミはモグラの仲間だと思って向き合ってみてはいかがでしょうか。
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