ペットとしてのハリネズミ

ペットとしてのハリネズミについて

最近ペットとして飼われることも多くなってきていますが、だからといって犬や猫のように人間に慣れる性質を持っているわけではありません。ペットとして人になつくかどうかは個体差にもよりますが、元々の習性から人になつかないハリネズミも多いので焦らずに接してあげましょう。

ハリネズミは目があまりよくないため、多くのことを匂いや音で判断します。慣れてもらうためには、飼い主の手などで匂いを嗅いでもらってからエサやおやつをあげたりして、飼い主の匂いを警戒しなくてもいい匂いだと覚えてもらうことで少しずつ慣れてもらいます。

ハリネズミは人に触られることを嫌がることも多く、無理に抱き上げようとすると「フシュフシュ」と威嚇の声を出して針を立てます。針が刺さると当然痛いですし、ハリネズミも人を怖がるようになってしまうので落ち着くまで待ってあげましょう。

抱き上げる時は両手ですくってあげるようにして静かに持ってあげます。落としたりしないように必ず安定した姿勢で持ち、できるだけ座った状態で持ってあげましょう。

決まった場所で排泄するハリネズミもいますのでトイレ容器を置いてあげると、そこをトイレだと覚えてくれる場合もあります。しかし全ての子がトイレを覚えるとは限りません。排泄物は細目に取り除くようにし常に清潔を保ってあげましょう。

本来ハリネズミはお風呂に入れてあげる必要はありません。体の汚れを落としてあげる時は洗面器にぬるめのお湯を入れて顔にかからないよう体を洗い流してあげます。終わった後は体が乾燥するように拭いてあげましょう。