ハリネズミは人になつく?なつかない?
ペットブームも犬猫ばかりの時代では無く、エキゾチックな小動物が人気を呼んでいます。
「ハリネズミ」は、トゲトゲした背中の針と真逆なコロンとした体に愛くるしい顏と小さな手足が、ミスマッチで可愛いと女性の間でも好評なのです。
鑑賞だけでこの可愛さが我慢できる?
ハリネズミはもともと鑑賞用の小動物で、人とふれあう動物ではありません。
もしも、べったりふれあって反応してほしいなら犬やフェレットなどの方が飼い主として幸せかもしれません。
それでも、ハリネズミの可愛い小さな目や手足をパタパタしているのを見ると、その愛らしさを間近で見たい気持ちになります。
ケージで飼育を始めると、遊ぶ姿や表情が可愛くて、背中に針があっても見ているだけでは足りなくなってきます。
手の平に乗せて、コロンとしたその身体を触ってみたくなります。
「なつく」では無く「慣れる」
ハリネズミは、飼育するのに難しいペットではありません。
鳴き声も臭いもほとんどありませんから、排泄物のしまつやケージの手入れ、食事に気を付ければ飼いやすいとも言えます。
ただ、ハリネズミは寒くなれば冬眠し、夏の暑さでも夏眠します。
冬眠・夏眠に入ると死んでしまうことも有るので、温度管理が大事になります。
飼育に慣れたら、名前を呼んだら来てくれるとか、機嫌が良い時は一緒に遊ぶなど飼い主を意識してなついてほしいものですね。
しかし、残念ながらハリネズミが人になつくということはありません。
人のいる環境に育っていない事や、視力が弱く人の区別がつかないという理由があります。
ハリネズミがなつくよりも、まずは飼い主がハリネズミの扱いに慣れることで、ハリネズミも人(飼い主)が居る環境に慣れて来るのです。
飼い主もそれぞれ、ハリネズミもそれぞれ・・・
ハリネズミを飼い始めて、見ているだけで幸せという飼い主もいるでしょうし、皮手袋をはめて無理に手に乗せたがる飼い主もいます。
人それぞれの愛情表現があります。
ハリネズミもおなじです。
最初から甘えているような表情の子もいれば、慣れない環境から小屋に隠れてなかなか顔を出さない子もいます。
慣れてもらうには、気長にのんびりと毎日声を掛けながら、コミュニケーションを取っていきましょう。
犬が小さい頃にやんちゃで咬みついたり、悪戯したりするのと同じです。
怒ったハリネズミの針に刺されたり、引っかかれたり、咬みつかれたりするかもしれません。
それも、「慣れる」ことの一過性と考えれば、ハリネズミとの生活が楽しくなってきます。
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