ハリネズミに似てる動物
ハリネズミは背中に無数の針を持った小型の動物です。そんなハリネズミに似た動物として、ハリモグラとヤマアラシがいます。ハリモグラもヤマアラシもハリネズミ同様、背中に無数の針をもっています。
では、ハリモグラとヤマアラシはどのような動物なのでしょうか。
ハリモグラ
ハリモグラは、カモノハシ目ハリモグラ科の動物です。体長は30cmから45cmほどで、体重は2kgから7kgほどです。
姿はハリネズミに似ていますが、カモノハシと同様、哺乳類でありながら、卵を産んで孵化させることで子どもを産む、特殊な動物です。
また、舌の形も特殊で、その舌を使いアリなどを取って食べます。
ヤマアラシ
ヤマアラシは、ヤマアラシ科、もしくはアメリカヤマアラシ科の草食動物です。
ヤマアラシ科とアメリカヤマアラシ科は全く別の種類であり、ヤマアラシ科は地上性であるのに対し、アメリカヤマアラシ科は樹上生です。しかし、どちらも背中に針を持っています。
ヤマアラシの針は非常に硬いため、段ボール程の硬さのものであれば、簡単に刺さるほどです。海外では散歩中に犬が刺されてしまうこともある様です。
名前とは無関係
ハリネズミのように背中に針を持った、ハリモグラとヤマアラシ。見た目は似ていても、種類も違えば生体も違い、見た目もよく見ると違う部分が多くあります。
そんなこれらの動物ですが、名前と種類には関係がありません。
ヤマアラシはネズミの仲間で齧歯類。ハリネズミはネズミという名前が付いていますが、モグラの仲間です。そのため目はほとんど機能しておらず、聴覚と嗅覚が発達しています。そしてハリモグラは、モグラという名前が付いていますが、カモノハシに仲間で単孔類です。
このように違いが分かってくると面白いですね。
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