夏場のハリネズミの飼育に衣装ケースを使う

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ハリネズミを飼育する場合、ケージを使うことが一般的です。しかしハリネズミにちょうど良い大きさのケージがない場合もあります。

そういった時に衣装ケースをケージ代わりに使うという方法があります。

引き出しタイプの衣装ケースに床材を敷き、回し車や小屋、エサ入れなどを設置してハリネズミを飼育するのです。

衣装ケースには様々なサイズのものがあるので、ハリネズミの大きさに合わせて選びやすく、大きさのバリエーションが少ないケージよりも使いやすいといえるでしょう。

ハリネズミを飼育する場合には衣装ケースを使う方法も良いのですが、夏場は絶対に避けるべきです。

ハリネズミは寒さにも弱いですが、暑さにも弱いという特徴があります。特に日本の夏場は30度を超える日も多くあります。これほどの温度はハリネズミにとって耐えがたいものなのでエアコンの使用が必須となります。

しかし衣装ケースは四方八方がすべて囲まれているため熱がこもりやすく、ただでさえ暑いにもかかわらず、暑さに拍車をかけてしまいます。

これはハリネズミにとって危険なので、風通しの良いケージを使う方が良いのです。

夏場に衣装ケースを使わない方が良い理由はもう一つあります。

前述したように衣装ケースだと熱がこもってしまいます。さらに水入れなどを設置しなければならないため湿気も溜まってしまいます。

つまり衣装ケースの中は高温多湿になるのです。

そうなると雑菌やダニが繁殖しやすくなり、ハリネズミに様々な悪影響を及ぼしてしまいます。

こういった面からも、夏にハリネズミの飼育用として衣装ケースを使うことは避けるべきといえるでしょう。