ハリネズミの病気:ふらつき症候群(WHS)
ふらつき症候群(WHS)とは
ハリネズミに見られる病気としてWHSという病気があります。これは、ふらつき症候群と呼ばれる神経系の病気です。
ハリネズミの手足に力が入らなかったり、体が思うように動かせなくなったりし、ふらつく病気です。それに伴い、エサをうまく食べることができなくなり、栄養面でも影響が出てきます。
ハリネズミの病気の中でも、重度の病気であるWHSですが、はっきりとした原因は解明されていません。推測では、栄養不良やストレス、ウイルスが原因ではないかと考えられていますが、ハリネズミの生体自体も解明されていない部分が多くあるため、なかなか研究ができていないというのが現実です。
そのようなこともあり、このWHSが発症すると、ほとんどの場合が18か月から25か月以内に死亡します。
治療方法は解明されていない
このWHSは、はっきりとした原因が解明されていないため、明確な治療方法も解明されていません。そのため発症した場合には、最後まで見守ることしかできません。
WHSが発症したハリネズミは、だんだんと体が動かしづらくなっていきます。そして最終的には動けなくなってしまいます。そのため、ハリネズミがすこしでも生活しやすい環境を整えてあげることが、WHSを発症したハリネズミにしてあげられることです。
最後までしっかりと世話をしてあげましょう。
普段からできる予防方法
原因が解明されていないため、確実な予防方法はありませんが、とにかくきちんとした環境で生活をさせてあげることがWHSの予防につながると考えられています。
きちんと栄養に偏りが出ないように、エサだけでなく栄養補助用のフードも与えてあげることも大切ですし、しっかりと運動をさせてあげることも大切です。
またハリネズミはストレスを感じやすい動物ですので、可能な限りストレスを感じなくて済むような環境を作ってあげましょう。
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