ハリネズミの目の病気
ハリネズミは目が悪い
ハリネズミは視覚が弱い動物です。そのため普段行動する中であまり目に頼ってはおらず、万が一目に病気を抱えてしまい、最悪の場合、失明や摘出といったことになっても、行動に支障はあまりでません。
しかし、目が使えなくなるだけでなく、その病気が命に関わる場合もあります。そのため、病気の疑いがある場合には、すぐに病院に連れて行って診察をしてもらうようにしましょう。
眼球が突出することがある
ハリネズミは眼球が突出しやすい動物です。肥満によって目の奥に脂肪が溜まり、その脂肪に押されて眼球が突出します。また、外傷を負った場合にもそれが原因で突出することもあります。眼球が突出することで、目が閉じなくなり目の乾燥につながったり、眼球を損傷しやすくなったりします。また、外傷性の場合は、傷が化膿していないかなども気を付けなければなりません。
命に関わらないことですが、眼球損傷などは避けるべきですので、エサの食べ過ぎによる肥満やケージ内での怪我の原因には十分に注意してあげましょう。
眼球の突出にはもう一つの原因があります。それは目の奥に腫瘍ができている場合や膿が溜まっている場合です。腫瘍ができている場合は、この腫瘍が悪性の場合があり、腫瘍が命に関わることもあるため、注意が必要です。
化膿性全眼球炎
ハリネズミの目に関する病気には、化膿性全眼球炎というものがあります。これは傷口などから入った細菌が眼球に行き、眼球自体が細菌に侵された状態になります。
この病気は眼球が腐敗していまい、眼球の大きさが通常よりも大きくなってしまう場合もあります。こうなってしまっては眼球を摘出するしかありません。ハリネズミも取り扱っている病院に連れていき手術を受けましょう。
化膿性全眼球炎の原因は傷口からの細菌が多いので、傷口ができていないかなど、普段からできるチェックをしっかりとすることで予防できます。
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