ハリネズミは病気になりやすいのか

ハリネズミは本来とても丈夫で、飼育下でも間違った飼い方をしない限りは病気になりにくい生き物だといわれています。ペットのハリネズミが病気するのは、食べているエサで栄養が不足したり飼育環境による過度のストレスに起因するものが多いです。

ですから病気を予防するためには、栄養のバランスのいい食事、ストレスのない環境、十分な運動、適切な温度管理などをしっかり管理してあげることが大事です。

健康な個体を選び、ハリネズミの生態（夜行性であること、食虫性であることなど）を理解して適切な飼い方をすることです。人に対し慣れにくい個体もいますが、飼われている環境や飼い主さんに慣れてもらうことはストレスを減らすことにもなりますから、諦めないで少しずつ距離を縮めていくようにしていってください。

そして日々の健康チェックもとても大切です。

決して難しいものではなく、毎日の世話をしながら行うことができることです。トイレ掃除をする時に排泄の状態を確認できますし、食事を与える時は食欲の有無や食べ方をチェックすることができます。遊ばせている時は、動きを観察してあげましょう。

ハリネズミは具合が悪いことを言葉で伝えられませんから、毎日の暮らしの中で飼い主さんがお世話をしながら変化を発見するよう心がけてください。

ハリネズミには限りませんが、小動物は基本的に臆病な性格が多く、そのために神経質であったり、人に懐かなかったり、慣れるのに時間がかかったり、ということも多くあります。

ハリネズミも臆病で警戒心が強い生き物ですが、好奇心の強い一面もあり時間をかけてあげれば人にも慣れてくれます。私たち人間である飼い主が彼らのペースに合わせて、ゆっくりと接していってあげましょう。