ハリネズミの自傷行為
ハリネズミに多く見られる自咬症
ハリネズミは非常にストレスを感じやすい動物です。むやみに触ろうとしたり、大きな音で驚かしたり、嫌がることを無理にしようとしたりすると強くストレスを感じてしまいます。
そんなハリネズミがストレスを感じた時、自傷行為を行います。ほかの動物もストレスを感じたり、かまってほしかったりするときに自傷行為として、自分の毛をむしるなどの行為をします。
ハリネズミの自傷行為として多く見られるは自咬症です。これは、自分の手足を噛み食べてしまう場合もある行為です。
自咬症による悪影響
自咬症は、自分の手足を噛んでしまいますので、症状が進んでいくごとに傷口もひどくなっていき、その傷口が化膿してしまう場合もあります。また、ハリネズミの生活環境の清潔さが保たれていなければ、ケージ内などで細菌が繁殖し、その細菌が傷口から侵入して別の病気が発生してしまう可能性もあります。
自咬症が見られたり、手足の傷口がひどくなっていたりした場合は、傷口が化膿しないように対処してあげましょう。
対応するには
このハリネズミの自咬症はストレスを感じた場合に行います。そのため、自咬症をやめさせるためには、ハリネズミの生活環境をストレスがない状態にしてあげることしかありません。
ハリネズミが怖がるものなどを近くに置かないようにしてあげ、触りすぎたりかまいすぎたりすることも避けましょう。
また、ハリネズミと一緒にほかの動物を飼っている場合もあるかもしれませんが、ハリネズミのケージの近くで、ほかの動物がうろつくと、それもハリネズミにとってストレスになりかねません。その場合は部屋を分けるなどして、ハリネズミの目に触れないようにしてあげましょう。
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