ハリネズミの皮膚病

ハリネズミの皮膚病

ハリネズミの皮膚病について

ダニ症

ハリネズミに多くみられる皮膚トラブルで、特に疥癬ダニと呼ばれるヒゼンダニの寄生が原因で起こる皮膚感染症です。感染すると、針の付け根の皮膚にかさぶたのようなフケができ、針が抜け落ちたり脱毛したりする場合もあります。体をかゆがったりよく掻いたりする他、元気がなくなったり食欲が無くなったりもします。このような症状の時はダニである可能性があります。

 

診断はフケなどを採取し、顕微鏡検査でダニやダニの卵を調べます。治療はダニを駆除するための点滴を打ちますが、卵には効果がないので孵化する頃を見計らいながら治療していきます。

 

皮膚糸状菌症(白癬)

皮膚に感染するカビの一種です。真菌に感染してしまうことでフケ、かさぶた、脱毛、一部の皮膚が厚くなるなどの症状がでます。糸状菌を保有するハリネズミが全て皮膚疾患になるわけではありませんが、ストレスや体力の消耗などで弱った時に発症しやすくなります。

 

皮膚糸状菌症は他の動物にも人にも移るものです。症状が出ている時は十分に気をつけてお世話をするようにしましょう。

 

予防するには真菌を発生させない環境を作ることが一番です。ケージの中を通気性のいい清潔な環境に保つよう心がけてあげましょう。

 

アレルギー性皮膚炎

ハリネズミは針葉樹のスギ・マツ・ヒノキなどでアレルギー皮膚炎になることが知られています。

 

アレルギーを発症すると、お腹の周りや顔の周りなどが赤くなったりかゆくなったりします。

 

針葉樹のウドチップもペットショップで売っていますので、敷材を選ぶ場合はそれらを避けるようにし巣箱についても同様に使われている原材料の木を確認して使ってあげましょう。

 

低温やけど

冬場長時間ヒーターの上に乗っていることで低温やけどをしてしまうことがあります。ハリネズミのお腹は皮膚は非常に弱いのでヒーターに布のカバーをつけてあげるなど、予防をしてあげましょう。

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