ハリネズミの下痢

ハリネズミの下痢

ハリネズミの下痢について

下痢

ハリネズミは消化の早い動物で、通常の便はバナナ状の茶色い便をしています。

 

これが異常な便になると、水様便やペースト状のもの、緑色や黒色のものをします。普段は臭いのほとんどない便をしますが、病気などの時は強い臭いのあるものをすることもあります。

 

コクシジウム症

原因はコクシジウム原虫の感染から起こる病気で、下痢・腸炎などを起こします。ある程度成長したハリネズミは、症状が出ないこともありますが生まれたばかりの個体だと脱水などで命をおとしてしまう危険も出てきてしまいます。

 

また、コクシジウム症は1度治療をして回復した個体でも、強いストレスなどの要因から再び発症してしまうことがあります。回復後も飼育環境のチェック、健康のチェックは欠かさずに行うようにしてください。

 

サルモネラ症

動物・昆虫の保菌しているサルモネラ菌が感染し、下痢、食欲不振、元気がない、体重の減少、などの症状が出る他に重症化することで敗血症になることもあります。

 

一般の飼育下でも感染経路が、生肉・生卵・生水の摂取から感染に至るケースもあるので、ハリネズミにエサとして与える場合は安全のために火を通してから食べさせる方がいいでしょう。

 

またサルモネラ菌には人に対しての感染性も高いので、発病したハリネズミのお世話をする場合には触れた後は必ず手洗いをし、ケージなども消毒液を用いて拭くようにしてください。

 

消化不良

ハリネズミの腸はそれほど長くはありませんので、食べ物によっては消化不良を起こしやすく下痢をしてしまうことがあります。食べやすいエサに替えてあげるか、ふやかして与えるかエサの与え方を見直してあげましょう。

 

緑色の便

ハリネズミは時々緑色の便をすることがありますが、その多くはストレスが原因だと言われています。

 

1日で治るようなら心配はしなくても大丈夫ですが、何日も続くようであればストレスの原因を改善し病院にも連れて行ってあげましょう。

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