ハリネズミに予防接種は必要？

現在、飼育しているハリネズミにする予防接種は特にありません。

しかし、ハリネズミを介して人に感染する菌などはあります。健康なハリネズミであれば、それほど神経質になる必要もないですが、病気になっている時はしっかり手洗いや消毒をするようにしましょう。

飼っている動物を手放す理由のひとつに動物アレルギーがあります。

ハリネズミはアレルギー検査の項目にないので、事前に調べておくことができません。

飼育をしてみてアレルギー症状がひどい場合は、新しい飼い主さんを探したりするなどした方がいい場合もあります。そのようなことにならないために、アレルギー体質の方は、飼う前に慎重に考えましょう。

また、ハリネズミの世話をしていてアレルギー症状が出る時は、手袋やマスクをつけたり、ハリネズミのいる部屋と自分の生活空間を別にするなどの対応をしてください。

ハリネズミは小さな子ども向きの動物ではありません。特に慣れていないハリネズミは針を立てたりと、ケガをする心配もあります。

その他にもハリネズミには、疥癬ダニやサルモネラなど人と動物の共通感染症が知られています。ハリネズミの健康管理をしっかり行うほか、子どもがお世話をしたあとは、必ず手を洗うことを習慣づけておきましょう。

ハリネズミを診てもらえる動物病院は、まだ少ないのが現状です。

まずは病気やケガをした時に診てもらえる動物病院を見つけておきましょう。

そしてハリネズミを飼い始めて慣れてきたら、一度健康診断を受けておいてください。ハリネズミの健康状態を知ることができるほか、何かあった時すぐに獣医さんに診てもらえるようになります。