ハリネズミと人間の両方に感染する病気
ハリネズミにも人間にも感染する病気がある
ハリネズミを飼っていると、飼い主と同じ環境の中で生活をすることになります。そのため、どちらか一方が感染症にかかれば、片方に感染してしまうということもあります。人間とハリネズミは違う生き物だからと油断はできません。感染が広がる前に対策をしておく必要があります。
水虫の原因である白癬菌
人間の足のよく見られる水虫。この水虫は白癬菌と呼ばれるカビの一種が原因となって引き起こされます。原因が菌であるため、感染していく病気です。
感染はハリネズミに対しても同様で、ハリネズミが感染すると皮膚に炎症が起き、赤くなったり、フケが出たりします。また針が抜け落ちることもあり、症状がひどくなると体を動かしただけでも針が抜け落ちます。
もちろんハリネズミの白癬菌が人間に感染することもあります。人間の場合も炎症が起き、化膿することもあります。水虫と聞くと足に発症するイメージがありますが、足だけでなく体中に発症する可能性があるため注意しましょう。
ダニやノミにも注意
ハリネズミと人間の両方に影響を及ぼすものに、ダニやノミがいます。ハリネズミに及ぼす影響としては、白癬菌と同様に、皮膚に炎症が起き、針が抜けおちていきます。また、人間に及ぼす影響は、患部がかゆくなり、化膿する場合もあります。
ダニやノミはどこにでも発生する可能性があり、人間の生活環境が悪い場合にも発生しますし、ハリネズミのケージ内が不潔な場合でも発生します。
このようにハリネズミにも人間にも感染する病気は、双方にとって良くないことです。ですので、ハリネズミを飼う際には、ハリネズミの周りの環境だけでなく、自身の身の回りの環境もしっかりと整えることが大切です。
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