ハリネズミの針が刺さると、、、

ハリネズミの背中にある針は、毛が硬化したもので、外敵から身を守るために進化したものと考えられています。

そのため、ハリネズミは驚いたり怒ったりすると、丸まって針を立てるのです。

ハリネズミの針は毛が硬化したものですが、毛であれば痛くないような感じがします。しかし、外敵から身を守るためのものなので、立った針に触れれば、当たり前に痛いです。

しかし、ハリネズミによって針の太さや長さが違いますし、体重が違えば手に乗せたときの痛みの感じ方も変わります。

ですが、基本的には痛いものなので、注意が必要です。

ハリネズミの針に関してブラジルで事件が起きたことがあります。

ブラジルの女性が町を歩いていたところ、頭上からハリネズミが落下してきて頭に当たり、女性の頭には270本もの針が刺さったという事件です。

非常に痛ましい事件ではありますが心配する必要はありません。

日本で頭上からハリネズミが落下してくることは無いですし、日本で飼われているハリネズミは、一度に大量の針が抜け落ちることもありません。体に刺さっても、そのまま残ってしまうことはほとんどありません。

また、ハリネズミは針を使って攻撃をしてくることはなく、針で身を守ろうとするだけなので、安全な動物であると言えます。

日本で買われているハリネズミの針は大量に抜け落ちないとはいえ、元々は毛なので数本が抜け落ちることが稀にあります。

床に落ちているものは踏んでも刺さることはありませんが、カーペットに引っかかったものは針が立っている場合もあるため、踏むと非常に痛い思いをします。

また、小さな子どもがいる場合には落ちている針を触ってしまい危険ですので、ケージから出したときは針が抜け落ちていないかを確認する必要があります。