ハリネズミの世話は大変なのか

ハリネズミを飼育している人は最近増えていますが、いざ自分自身が飼育しようとすると、やはり世話は大変なのかなど気になるポイントが出てくるものです。

しかし、ハリネズミはそれほど世話に時間が掛かる生き物ではありません。

基本となる餌やりやケージの掃除、定期的に必要となる砂遊びや爪切りなど、世話に必要となることをすべて合わせても1時間以内には終わってしまいます。特に、日常的に行うべきなのは餌やりと掃除ですので、さらに時間は短くなります。

これは犬や猫と比べても世話は楽と言えるのではないでしょうか。

ハリネズミの世話は、それほど時間もかからず簡単ですが、飼育している中で気にしておくべき点があります。それが温度です。

ハリネズミは寒さに非常に弱く、さらに暑すぎても体調を崩してしまいます。日本では気温の変動が激しいですが、1年を通して温度を一定にする工夫をしておかなければなりません。

これは、ハリネズミを飼育する上で、最も大変な作業と言えるでしょう。

また、ハリネズミは警戒心が強いため、慣れるまでは触らせてくれません。餌をやる場合には餌入れに餌を入れておけばよいのですが、慣れさせるためには手で餌をあげることも必要になります。

ハリネズミが警戒する中で、いかにして慣らしていくかが飼い主にとっての大きな課題となります。

ハリネズミはかわいらしいというイメージだけで飼育を始めてしまうと、最初は辛い思いをしてしまうかもしれません。

ハリネズミを飼育する際には、世話は簡単でも、温度管理や慣れるまでの期間は大変だということをしっかりと認識しておきましょう。