水浴びを必要としないハリネズミ

日本においてハリネズミはペットという認識が強いでしょう。しかし、当たり前のことながら、海外には野生のハリネズミもいます。

そして、この野生のハリネズミたちは、水浴びをしません。多くの野生動物は、水浴びをすることで体の汚れなどを落としますが、ハリネズミは決して水浴びをしないのです。

水浴びをしないハリネズミ。では、どのようにして体の汚れを落とすのでしょうか。その方法は砂遊びです。

ハリネズミは水浴びをしなくても、砂遊びで汚れが落とせるようになっています。砂に体を擦り付けることで、汚れを落としていきます。

また、ハリネズミはダニが付着しやすく、野生であればさらに付着しやすくなります。しかし、そんなダニも砂遊びによって落としてしまうのです。

野生のハリネズミは水浴びをせず、代わりに砂遊びをします。これは野生だけでなく、家庭で飼育しているハリネズミにも共通して言えることで、ハリネズミをお風呂に入れる必要はありません。

稀にハリネズミをお風呂に入れるという話を耳にします。もちろん、水浴びをさせることで体の汚れを落とすことができます。

しかし、水による感染症の危険性や、石鹸による皮膚病の発症など、リスクが高い部分もあります。元々水浴びを必要としないハリネズミに水浴びをさせるのですから、そういったリスクが伴ってしまうのは仕方のないことです。

もし、ハリネズミに水浴びをさせることによって生じるリスクは避けたい感じた場合、またハリネズミが水を嫌がる場合には、無理に水浴びをさせずに、本来の汚れの落とし方である砂遊びをさせてあげるようにしましょう。