ハリネズミの針に毒はあるの？

ハリネズミは可愛らしい反面、背中に無数の針を持っているため、恐ろしく感じる人もいるかもしれません。

もちろん背中の針は鋭いため、刺されば痛みを感じます。

また中には、ハリネズミの針には毒があるのではないかという人もいます。

では実際にはハリネズミの針に毒が含まれているのでしょうか。

ハリネズミの針に毒があるのではないかといわれるようになった原因として考えられるのは、針が刺さった部分にかゆみが出ることです。

しかしこのかゆみは毒が原因ではなく、針による刺激からきているものです。肌が弱い人であれば、髪の毛が刺さるだけでも肌荒れを起こしてしまいます。それと同様のことが起きているのです。そのため、もちろん針が刺さってもかゆみが起きないという人もいます。

もし肌が弱いという場合は、ハリネズミに触れる際は皮手袋を着用するなど、できるだけ針が刺さらないように注意しましょう。

ハリネズミの針に毒は含まれていないものの、雑菌が付着している可能性はあります。これはどの動物にも言えることで、人間が持っていない雑菌を持っている可能性があるのです。

その雑菌が針に付着していた場合、針が刺さってしまうと雑菌も体内に入ってしまうことになります。

それが原因で炎症を起こすということも考えられますので、針が刺さり、傷口の状態が悪い場合には消毒をしておきましょう。

また時間が経つごとに状態が悪化しているようであれば、すぐに病院に行くことをおすすめします。

ハリネズミは可愛い動物ですが、清潔に飼わなければハリネズミにも飼い主にも危険が及ぶ可能性があるので注意しておきましょう。